【stage2】35 プレスリリースを使った販促方法

ここでは、プレスリリースを使った商品の販促方法についてご紹介します。

プレスリリースとは簡単に言うと、報道機関への告知、宣伝、発表です。

FAXを使ったり、様々な方法がありますが、現在一般的でオススメな方法が

PT TIMESという配信サービスです。

登録しているメディアも業界最多で、1度の配信が3万円ほどで可能ですのでプレスリリースをする際はPR TIMESを使用するといいでしょう。

プレスリリースの配信方法

  1. プレスリリースメディア(PR TIMES等)に登録
  2. 原稿を書く
  3. 配信

上記のシンプルな流れですので、FAXーDMを使った経験があれば、イメージはつきやすいかと思います。

1、配信を依頼から登録します。

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プレスリリースを出す目的

まず、プレスリリースを配信する目的は、なんといってもあなたの商品に興味を持ってもらうことです。商品のブランド力の向上、信頼度向上と認知度のアップなどにもつながりますが、まずは興味を持ってもらうことが大事です。

100%ではありませんが、テレビや雑誌などのメディアに自分の商品が掲載されることで一気にあなたの商品の認知度を上げることができます。

FAX-DMなどの広告と比べて、プレスリリースは成功すれば圧倒的な広告換算価値を出すことができます。例えば、PRTIMESであれば3万円で配信を行うだけで、Yahooトップやヒルナンデスに取り上げられても無料です。

視聴率1%でも100万人が見る

最近はテレビの視聴率が下がっているというデータがありますが、それでもテレビの威力は半端ではありません。

例えば視聴率1%の番組でも日本人100万人があなたの商品を見ることになります。

ガイアの夜明けは視聴率が7%なので700万人が見ています。

こちらからアプローチして有名メディアに掲載してもらおうと思っても、数千万円の費用がかかりますが、プレスリリースの場合は、それが3万円で出せるということです。極める価値があると思いませんか?

メディア出演は大企業でも半年間で10%の確率

大企業は毎週のようにプレスリリースを配信していますが、それでも半年で10%程度しか取り上げられないというのが一般的です。

PRTIMESを見れば多くの配信がみられます。例えば下記のようなPRです。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000021372.html

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000800.000007505.html

こんな感じのPRを打ちまくって、ようやく10%ということですね。

メディア露出にはコツがある

上記で載せたようなプレスリリースは、おそらくあまり反応がないプレスリリースです。まず、内容を見ても分かりづらいですし、一度に伝える情報が多すぎます。これではメディアが取り上げてくれる確率は上がりません。

ではどうしたらメディアに取り上げてもらいことができるのか?ということをこちらでご紹介したいと思います。

2、メディアが欲しがっている情報とは?

各メディアには毎日300通以上のプレスリリースが届きます。その中から自分の書いたプレスリリースを「読んでもらうこと」が大事です。

そのためにはメディアに取り上げられやすいネタを書き必要があります。

取り上げられやすいポイントは主に下記の3つです。

1、衣食住
2、健康ネタ
3、新しい情報

グルメ番組や新しくオープンした店の紹介、などは非常に取り上げてもらいジャンルです。

なぜかというと、誰でも共感してくれる内容だからです。テレビでは特に「誰もが共感する」内容ということが非常に重要ですので意識するようにしてください。

ですので、プレスリリースを書く際には上記に挙げた3つのジャンルに、自分の商品を絡めて配信できると取り上げてもらえる確率が上がります。

それに加えて、下記のポイントも絡められると確率が格段に上がります。

1.社会性
最近流行っている話題や流行、下記に自分の商品を絡める。
【長期的なトレンド】
(女性)妊婦、シングルマザー、子育てママ、待機児童を抱えるママ
(第一産業)農家、漁業、林業、伝統手工芸
(昔ながらの小売店)商店街、八百屋、豆腐屋、魚屋、米屋、酒屋
(社会問題)介護士不足、育児休暇、少子高齢化、政治とカネ、オレオレ詐欺、震災被害、サービス残業、過疎化
(話題性)第6次産業、外国人観光客、オリンピック、お一人様傾向、就活、女性の社会進出
【直近のトレンド】
(社会問題)花粉症、詐欺、震災、地方再生、インフラ、消費税10%、晩婚化
(話題性)カジノ 日本、ウェアラブルデバイス、ゆるキャラ、シニア企業、クールジャパン、アルコール離れ、五郎丸、ポケンモンGO
2.意外性
常識とは逆のことを謳う。例:一人ウェディング(一人で結婚式を挙げることができるサービス)、美人すぎる宅配弁当(その名の通り、会社に美女が弁当を届けてくれるサービス)など…
3.オンリーワン(世界で一つ、日本で一つ、地域で一つ)
日本初上陸!、都内発!、世界初!、東京でNo.1など
4.人気ぶり(人気の一部の情報を切り取る)
お客様の声、レビュー、売れ行き、ランキング、累計何個販売、など
5.新たなターゲット
今までとは違ったターゲットをお客さんにする。例:ペットウェディング(ペット用の結婚式)
6.ヒミツ、理由(なぜ始めたのか?理由)
自分が今の商品を扱っている理由、ストーリー、メーカー側にあればそれを聞く。
7.WINWINな関係(顧客と企業どちらも得する仕組みじゃないとダメ)
会社とお客さんがどちらも得するという内容を意識、「社会貢献のため」などはNG
8.喜怒哀楽(人の感情が見えそうな場面があれば入れてあげる)(ガイア、情熱大陸には必須)
その商品を使って楽しんでいるお客さんなどの映像が撮れそうなイベントやショールームがあればアピール(その方がロケをしてもらいやすい)
9.権威性(大手も注目しているなど)
大手も取り扱っているなどの情報があればアピール
10.記念日(いい肉の日とか日にちを決める)
プレスリリースの配信日を記念日にするもの有効です。(いい肉の日、醤油の日など)
下記の記念日一覧と絡めると何かネタが見つかるはずです。
これらをもとに商品の魅力を伝えていきますが、意外性が最も効果的ですので、意外性の出し方を簡単にご紹介します。
1、まずは常識を出します。
あなたの商品のジャンル(◯◯)といえば何でしょうか?
例:寿司屋であればカウンターで握る、人が握る、日本、頑固そうなど。結婚式であれば二人でする。など、、、
2、次にその常識を覆します。
例:カウンターで握る→回転寿し 人が握る→ロボットが握る 日本→外国人の板前 頑固そう→メイドが寿司を握る
と言った感じでどんどん出していくと、キャッチーなコンセプトが出てくるはずですので、参考にしてみてください。

3、原稿を書く

上記のポイントを意識した上で、原稿を書いていきますが、

まずは上記のポイントを自分の商品に当てはめ、箇条書きでポイントを書き出しましょう。

ポイントを書き出したら、あとは原稿のテンプレートに当てはめていきましょう。

【ポイントを箇条書きしましょう】

・コンセプトは?(日本初上陸!!等)

・なぜ、この商品をヒットさせることができるのか?(社会性・話題性 → 問題解決・人気サービス)

・商品の強み・武器は?(他に無い強み)

・会社、メーカー、社長としての武器やストーリーは?(なぜその商品を扱っているのか?)

・新たな打ち出しは?(意外性を出す)

 

【原稿の流れ】

1、タイトル、コンセプト

2、5W1H

3、商品の強み、特徴(1〜3項目画像付きで)

3−2、商品の強み、特徴

3−3、商品の強み、特徴

4、特徴を箇条書きでおさらい

5、商品価格、販売先など詳細のまとめ

6、会社情報

7、取材依頼の問い合わせ先

上記の流れをもとにWordを使って原稿を書いていきましょう。

下記をご参考にしていただければと思います。

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参考プレスリリース:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000017765.html

配信方法は?

まずはPRTIMESのアカウント作成またはログインをします。

http://prtimes.jp/

次にメディアリストからメディアリスト新規登録をクリックします。

すると、どのメディアに配信するか選ぶことができます。

配信メディアは、ある程度ジャンルしぼって、自動で300媒体抽出項目を選択して配信するので、

割合としては、

テレビがMAX(だいたい15〜20媒体程度)、雑誌少なめ(50媒体以内)、新聞多め(100媒体以上)、WEBそこそこ多め(100媒体以内)くらいの割合がBESTです。

 

次に、原稿を登録していきます。

プレスリリース新規登録がありますので、そちらを押すと下記の画面になりますので、ここにwordの文章と画像をそのまま記入していきます。

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配信日時は?

配信は火曜日か木曜日の11時、もしくは14時がオススメです。

まとめ

以上になりますが、最後に原稿を書く際に私が意識しているポイントを書いておきますので参考にしてください。

・宣伝臭を消す
・極力短く、シンプルに
・書き方は淡々と、新聞ぽく
・自分ごとを理由にしない(共感を得られない)
・意外性を常に意識
・曖昧な言葉を使わない、具体的な言葉や数字を使う。
・タイトルは説明しすぎない
・一番言いたいことを先に書く
・難しい言葉は使わない
・他者の利益を最優先した情報よりも自社の利益を最優先にした情報を書く
・誰もが共感できる内容(3歳児からおばあちゃんまで)
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