ブランドを展開していう上で、商標を取得することは
ブランドの命とも言えます。
もし、自分のブランドが日本で流行ったとしても
その商標を誰かに先に取られたら、その時点でブランド展開は不可能になります。
商標は申請した日を基準にして早い者勝ちになりますので
クラファンである程度ヒットしたらすぐに商標申請するのが重要です。
取得確定まで半年以上かかりますので、
1日でも早く商標申請をしましょう。
ということで、自分でやるある程度の流れを記載します。
が、その前に調べて自力でやる手間を考えたら、
プロに任せるのも一案だと思います。
弁理士とかに頼んでもこの程度の料金です。
http://www.syohyo-jp.com/index.html
自分でやる場合は1区分辺り
出願だけで1区分12,000円
審査が通った時に登録料16,400円 (5年間)
プロに任せる場合は上記に手数料が乗っかってくるので倍くらいになります。
一応順序だけ参考に記載します。
わからない場合はネットで調べながら理解してください。
1. 自社商品の該当の区分を確認する
区分一覧
https://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/ruiji_kijun9.htm
わからない場合は特許庁に確認する
問い合わせ先一覧
https://www.jpo.go.jp/toiawase/toiawase1.htm
【例】
BONIQの場合、商品としては下記の区分です。
【第11類】
【指定商品(指定役務)】業務用加熱調理器具、電磁調理器
BONIQの看板で飲食店をやりたい場合は下記の区分です。
【第43類】
【指定商品(指定役務)】日本料理を主とする飲食物の提供、西洋料理を主とする飲食物の提供、中華料理を主とする飲食物の提供、アルコール飲料を主とする飲食物の提供、業務用加熱調理機械器具の貸与
BONIQの包丁を販売したい場合は下記の区分です。
【第8類】
【指定商品(指定役務)】手動利器(「刀剣」を除く。)
BONIQの鍋や食器を販売したい場合は下記の区分です。
【第21類】
【指定商品(指定役務)】なべ類 コーヒー沸かし(電気式のものを除く。) 鉄瓶 やかん 食器類
BONIQのアパレルを販売したい場合は下記の区分です。
【第25類】
【指定商品(指定役務)】被服・履物・運動用特殊衣服・運動用特殊靴
このような形で、やりたいことが増えるとどんどん区分が増えて費用がかさんできます。
また区分によっては、類似などで申請が通らない場合がありますがその場合は諦めるしかありません。
したがって、必要な区分の洗い出しと1日でも早い申請が
将来のビジネス活動に大事になってきます。
これを悪用したのが「ピコ太郎」の商標問題です。
https://www.syouhyou-touroku.or.jp/shouhyou-jiji-koramu/ppap-mada-mikettyaku/
制度を悪用する悪い輩がいますし、
普通に先に似たような名前で出される可能性もあります。
将来の為にしっかりと商標は押さえておきましょう。
そう思えば極めて安い投資です。
2. その区分で類似を含め商標が先に申請されていないかJ-plat patで確認する
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
【重要】 類似商標が存在しないか確認する。
称呼の類似と判断されるパターンについて
http://www.syohyo-jp.com/mame/resemblance_04.html
※ 類似を調べるのがとても重要なので必ずやってください。
類似で引っかかって通らないってことがあります。
わからなければプロに任せた方がいいですね。
審査が通るかどうかの調査だけ無料って弁理士がたくさんいます。
http://www.syohyo-jp.com/form.html
ここで調査してもらって、「通る」という回答なら自力でやってもいいですし
面倒ならそのままプロにお任せする形が一番いいと思います。
3. 出願する
出願書類の書き方ガイド
http://www.inpit.go.jp/blob/archives/pdf/trademark.pdf
4. 審査結果を待つ
基本全てが郵便でのやりとりになります。
書類の記載ミスがあれば、補正手続きに3ヶ月はプラスしてかかりますので気をつけてください。
いずれにせよ必ず1日も早く申請しておきましょう。